トレッキングシューズの選び方と初心者女性ハイカーにオススメモデル

シューズ選びはウエア選びと比較にならないほど、繊細なもの。

だから雑誌や店員さん、ベテランハイカーが、「よいよ！」と教えてくれても、

自分には合わない・・・ということが、たくさんあります。

では、どうすればよいか？

もう、とにかく気になるシューズを履きまくって、足に合うものを探すしかありません。

ですが、ビギナーが闇雲にチョイスして履きまくるのは大変なので、いくつかのヒントを提案します。

１）スニーカーのようなカタチのローカットではなく、砂や石の侵入をある程度防ぎ、足首をサポートする履き口の高さがあるミッドカットのものを、ビギナーは選んだほうがよいです。

２）雨天、朝露やぬかるんだ道に備えて、ゴアテックス等の防水透湿素材を採用しているシューズを選んでください。

３）重量は片足500g以下を目安にチョイス。店頭で重量表記がなかったら、ひとまず軽そうに見えるものから持って比較してみて、体感で軽いものから試し履きしてみてください。

４）軽いシューズの候補がいくつか出てきて迷ったら、両手で持ってシューズを半分に折る＝ソール反るようにしてください。

パコッと簡単に曲がってしまうシューズは、足に疲労が蓄積しやすいです。

曲がるけれど、簡単には曲がらず反発力があるシューズは、自然な歩行感があって、サポート力もあります。ちょい山CLUBのオススメはこのシューズです。

さらにソールがほとんど曲がらない、でも軽いと感じるシューズもあります。足、歩くことにまったく自信がない人は、コレを選ぶのもよしです！　

実際に店内を歩いてみて自分が歩きやすいかどうかを吟味してください。

注意１）たぶん登山専門店では重くてゴツいブーツを薦められます。ですが、歩き慣れていないビギナーは、足に負担が少ない軽いシューズが絶対によいです。お店で「どこの山に行くか？」と聞かれたら、「ハイキング」、または「高尾山程度」なので軽いものが欲しいと言って、できるだけ軽いシューズを選んでください。

昔と違って、現在は道具がとても軽くなりました。重い荷物を背負って、ゴツゴツした標高の高い岩山を登るなら、がっしりとしたシューズが足を守ってくれました。でも荷物が軽い今、そして低山を中心にハイクする場合は、

重くゴツいシューズは、特に筋力のない初心者女性ハイカーには負担以外のなにものでもありません。

●シューズの履き方、チェックの仕方

シューズには履き方があります。しっかり履かないと、シューズの機能を体感することはできません。

また実際にハイクするときに着用する山用のソックスを履いて、シューズのチェックしてください。もしまだソックスを持っていなければ、登山＆アウトドアショップなら試し履き用にソックスが用意されているので、借りてチェックしてください。

１）シューレース＝紐をしっかりとゆるめて、足を入れ、カカトを地面にトントンと打つようにしてシューズのカカト部分にしっかりと合わせる

２）足先の方から、シューレースを普段スニーカー等の紐靴を履くときよりもキツめに、しっかりと締め込んでゆく。

たったこれだけ、履き心地はまったく違います。

３）つま先がシューズ内部の先にあたっているものはダメ。

４）つま先があたっていなくても、足のもっとも幅の広い部分が緩いものはダメ。キツ過ぎて痛みを感じるのもダメ。歩いてみたり、屈伸してみてサポートされている感じがあって、ヨコにブレないものが◎。

５）女性はカカトが細い人も多いので、歩いて、屈伸してみて、カカトが浮いたり、ブレたちするものはダメ。

６）なかなかしっくりくるものがない場合、妥協は禁物。