『ちょい山CLUB』

低山ハイクとヨガをMIXしたツアー・イベント『ちょい山CLUB』の主宰ライター・ポンチョの日記

登山をはじめたい、ひとりで登るのは不安 ・・・という山好き初心者を対象にした、首都圏近郊の低山歩きとヨガをMIXしたツアー・イベントです。 初心者の方を事前準備からサポートし、登ってみたいと思っていた山に一緒に登り、見たことのない風景、木々や山々との一体感を味わえる、ツアー・イベントを提供しています。 参加申込後、山歩きで揃えるべき基本的なウエアや道具、今持っている道具は使えるの? など、選び方の基本やアイテムの解説・リストをお教えする【お買い物相談】の特典が付きます! ひとりでは楽しめないと思っていた山を『ちょい山CLUB』で存分に楽しんで下さい!

2017年6月10日(土) 箱根・金時山ツアー・レポート

案内人のPONCHOです。

 

今回は神奈川県の高尾山的人気の山、箱根の金時山をハイクしてきました。

 

東京からは公共交通機関利用では

電車で御殿場、または箱根経由でバスとなりますが、、

登山口のひとつ、乙女峠まで

バスタ新宿から箱根園行き高速バスが出ているので、その高速バスを利用しました。

よく晴れた土曜日ということもあり、東名高速は若干の渋滞が発生し、

予定時刻を30分遅れての到着となりました。

 

乙女峠バス停前には、ふじみ茶屋という茶屋があり、

その向かい側を箱根方面に少し向かったところに金時山方面への

登山口があります。

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林道を進むと、山に入る道があります。

最初は針葉樹の森。

 

登り進めると広葉樹が増えてきました。

 

そしてココが本当の乙女峠

年末に来た時には木々は落葉していて、

もっと見晴らしがよかったのですが、

グリーンシーズンは隙間から覗く感じでした。

隙間から富士山の姿もほんの少し見えました。

 

峠で休憩していると

CHIKAKOのショーツに飛んできた

ヤマキマダラヒカゲ(たぶん・・・)も休憩。

 

標高の低い場所のヤマツツジは、ほぼ落ちていました。

でもボクはこういう風景が愛おしくてたまりません。

終わりではなく、これがはじまりだと思うから。

 

北側にまわるトレイルからは

裾野市、富士山方面を見下ろせます。

 

箱根は春にハイクした三国山もそうですが、

ブナが多いところ。

ここ金時山周辺にも大きなブナが佇んでいました。

そしてその足元にはまだ咲いているヤマツツジもありました。

 

すでに新緑の時期ではありませんが、

それでも薄い緑の天蓋は、

ハイカーの表情を自然とほころばせるものです。

 

そして金時山山頂。

かなり風が強く、陽射しが強く、気温も高いのですが、

しばらく休んでいると寒さを感じるほどでした。

それでも人気の山なので、ハイカーの多さが目立ちました。

 

南を見下ろせば、

箱根山、そして芦ノ湖も望めました。

 

山の風景は、宝探しです。

なんでもない、素通りしてしまいそうな風景のなかに

 キレイだなと思えるものがあったりします。

 

ツボミなのか、

咲かずに終わり

枯れているのか。

 

2本のブナが重なり、

くっつき、共に立っていました。

 

自然のアートと称することがありますが、

これが自然なのだと思います。

美しさには、不気味さや怖さも内包しているんですね。

 

金時山の登り、下りは、

案外急です。

岩場、ロープもあります。

でも小さな子供も登っていて、

遠足で登る山でもあるそうです。

 

矢倉沢峠にある、うぐいす茶屋。

 

縦書きですが、

左から読む、こんな張り紙が。

 

で、サービス、いただきました。

不思議な味わいの味噌がかかっていました。

不思議だけれど、美味しいんです。

ごちそうさまでした。

 

矢倉沢峠から下山口方面には行かず、

小さな広場があるところに移動してランチ&ヨガ。

風が相変わらず強かったので、

今回は座位のタオヨガ。

みんなで車座になって、

短時間でしたが

山の空気をカラダに巡らせました。

 

そして下山。

 

金時山は短いコース。

そして人気の山。

普段のちょい山CLUBのツアー・イベントは、

ランチ、ヨガも含めて行動時間は約6時間。

そしてハイカーの少ないコースを選んで行ってきました。

それと比較すると

金時山は真逆の雰囲気でした。

でも、いろいろな山を体験して

感受性の引き出しを増やすことは、

自分の安全を確保するためにも大切です。

 

どこの山にも、その山なりの美しさ、楽しさ、厳しさがあります。

その感受性を増やし、大きくすることは、

自分自身を見つめ、見つけることにもなります。

今の自分は、置かれた環境のなかで、どういう状態なのか?

もしチカラが足りなければ、なにをすべきか?

いつもより見えるものが少なければ、

それは危険が迫っている予兆かもしれません。

 

山を歩くことは、本当におもしろいです。

自分が感じたこと、感じられなかったこと、

感じようとしたこと、感じていたつもりだったこと。

それらがすべて、山を歩いている時

山を下りた普段の暮らしのなかで、

そして次の山、そのまた次以降の山を歩いている時に

繋がっていることを必ず知ることがあるからです。

 

それは成長だったり、諦めだったり、ケガだったり・・・。

大袈裟にいえば、自分が自分の人生を

どう生きているのかを知ることができるからです。

 

もちろん、山を歩くおもしろさは他にもあります。

でもボクが山歩き、また自然と向き合うことで大切しているのは

そういうことなのです。

 

それでは、また山で会いましょう!