案内人のPONCHOです。
参加者の方から、おすすめのストーブを教えてほしいという要望がありましたので、
下記でいくつか紹介します。
参考になるとよいのですが。
◆ジェットボイル/マイクロモ 1万8500円+税
ボクは、10年ほど前のジェットボイルの初期モデルを今でも愛用しています。
とにかく早くが湯が沸きます。クッカー(鍋)には断熱素材のカバーが装着され、湯沸かし後もそのまま素手で持てます。
湯沸かし専用のストーブなら、ジェットボイルです。
低温時にかなり火力が落ちることがあるので、ガス缶(ガスカートリッジともいう)にカバーを常時装着して冷やさないようにしています。
カバーの効果は高く、氷点下のスノーハイクでもきちんと湯沸かしができました。
でも、今年の最新ラインナップの中で選ぶなら、マイクロモです。
ガス缶も含めてすべてクッカーの中にパーツを収納でき、
重量400g、低温に強いサーモレギュレーター搭載。
0.5ℓの水を沸騰させるのにカタログ値で2分15秒!
▼コスパ重視で、素早く湯が沸くだけでよいなら
ジェットボイル/ZIP 9900円+税
自動点火装置、つまりチャッカマンみたいに、ボタンひとつで着火できる装置がついていないので、マッチやライターが別途必要です、
が、自動点火装置って、案外壊れやすく、結局ライターで点火することが多いので基本的に問題ないと思います。
また低温に強さを発揮するレギュレーターも装備していないので、寒さに備えてガスカートリッジのカバーも必要な時期があると思います。カバーの価格は1000円程です。※下記にリンク貼っておきます。他のブランドも同様のカートリッジカバーをつくっているので探してみてください。
重量400g。価格も税込みで1万円ちょっと。予算的に上で紹介したマイクロモはオーバーという方は、ZIPでも十分です。ボクも旧式ジェットボイルでストレスなく、湯沸かしできているのですから。
◆SOTO/マイクロレギュレーターストーブ SOD-300S 6600円+税
低温に強く、ストーブ本体だけの重量73g。湯沸かしだけでなく、少しは料理もするかもしれない。ハイク+小人数でのピクニックや花見でもストーブを活用したいなら、コンパクトでガスカートリッジと一体型のコレです。
料理は、無印良品のレトルト系のものを少しアレンジ程度の想定です。
ストーブの上に載っているクッカー=鍋は、同じSOTO製でアルミクッカーセットM 2300円です。下の大きなクッカーが1リットル、上のフタもクッカーとして使え0.5リットル、合計重量198g。
ストーブと合わせて271g!
ジェットボイルほど早く湯は沸きませんが、コスパよく、軽く、簡単調理も可能。
山をストーブの使用目的のメインと考えるならこのセットは、とてもバランスがよいです。ストーブ、ガスカートリッジをクッカー内に収納して持ち運べます。
ちなみにこのクッカーは軽さも特長ですが、それ以外に感心したことがひとつ。
カップに湯を注ぐ際の、注ぎやすさ、湯切れのよさが秀逸です。
縁の形状が、かなり考えられて作られているのだと思います。www.shinfuji.co.jp
▼ちなみに低温に強いレギュレーター機能はないけれど、アウトドア的遊び全般に使えるストーブとクッカーのセットがSOTOにはあります!!
SOTO/アミカス クッカーコンボ
ストーブと上で紹介したクッカーがセットになって、5537円!(税別)
総重量は279g!!!
◆SOTO/レギュレーターストーブ ST-310 6000円+税
これは家庭でも使用しているカセットガスを燃料としたアウトドア用ストーブです。
しかも低温に弱いカセットガスの弱点を克服するレギュレーター装備。
ところでカセットガスのなにがよいか?
燃料忘れた! ガス缶がない!
という時に手軽にコンビニやスーパーで購入できます。
もし飛行機に乗って屋久島や北海道の山に行こうと考えているなら、
ガス缶は飛行機に載せられないので、現地購入することになります。
そんな時、小さな商店でもカセットガスは売っているので、
このストーブを選んでよかったと、きっと思うことでしょう!
ゴトクの位置が低く安定性の高いストーブなので、
人数多め、つまり大きめ鍋での調理もなんなくこなせます。
山よりも、キャンプ、花見、バーベキュー等の野外イベント中心なら
コレ、絶対オススメです!
ストーブだけで350gあるので、山で一人分の湯を沸かすだけに装備するのは
ちょっと効率が悪いかもしれません・・・。
▼↑のストーブST-310を山で使う時におすすめのクッカーは、
トランギア/ツンドラ3ミニ ブラックバージョン 7500円+税 です。
※上の写真は、トランギアではなく、SOTOのクッカーです。
1リットルの鍋2つとフライパン、フタ、ハンドルのセットで
焦げ付き防止の加工も施され、
重量は364g!!
ソロ~カップルの基本クッカーです!
ちょっと値が張りますが、ボクはこのトランギアのクッカーセットを
約20年使っています。焦げ防止加工は少し剥げてきましたが、
使用に何ら問題ありません。
また別売りの大鍋やフライパンを手に入れてセットにすれば、
4人くらいの家族&グループにも対応可能です。
◆ちなみにクッカーには深型と呼ぶ、深さのある細身のクッカーと
浅型と呼ぶ、浅く=高さがないワイドなクッカーがあります。
山では深型がメジャーなのですが、ボクのオススメは浅型です。
理由は簡単、ストーブに載せた際の安定感のよさです。
そこで浅型のクッカーの代表としてトランギアを紹介しました。
ちなみにボクがひとりで山を旅する際には
下の写真のようなセットを使っています。
クッカーはユニフレームのアルミ食器のセットです。
軽さとコンパクトさ、調理のしやすさを重視しています。
ジェットボイルに比べれば、湯沸かしに時間は掛かりますが。。。。
ストーブ、五徳、クッカーセット(大小クッカー+フタ)の総重量は239gです。
▼もっと軽くしたいときには、旅館のひとり鍋を温めるのに
使うような固形燃料を燃やす、
エバニュー/チタンマグポット500 4200円+税 75g
総重量88g!!!
固形燃料はこんなものです。↓↓↓↓↓
1個4g、だいたい1回の食事の湯沸かしで2~3個は使います。
ガス缶よりは軽いですが、火力は弱いです。
軽さ重視でこんな湯沸かしセット を使っていますが、
風が強い、雨、疲労困憊な時、素早く湯が沸く
ガス・ストーブを装備してくればよかったと・・・何度か思ったことがあります。
なので軽いガス・ストーブです。
◆スノーピーク/ギガパワーマイクロマックスウルトラライト 6900円+税
これは世界最軽量のガス・ストーブ、重量は56gです!
このストーブに同じくスノーピーク/チタントレック700 3800円+税
というクッカーを合わせれば、軽量湯沸かしセットの完成です。
ストーブ56g+クッカー136g=192g!
湯沸かしだけでなく、調理もしたければトレックシリーズの
他のアイテムをチョイスすればよいです。
▼最後に、湯沸かしだけならクッカーを選ばず、ヤカンでもよいのです。
エバニュー/チタンマグポット500 RED 4200円+税
エバニュー公式オンラインショップ / チタンマグポット500 RED
重量はたったの75g!!
下の写真はアルコールストーブのセットになっていますが、
ガス・ストーブと組み合わせても、問題ありません。
以上です。
まとめると、
あれこれ考えるのが面倒で湯沸かしさえ素早くできるのがよいなら、ジェットボイル。
低温に強く、山で簡単な調理もしたいならSOTOのマイクロレギュレーターストーブ。
大人数、アウトドア全般で使いたいならSOTOのレギュレーターストーブ。
とにかく軽く! はスノーピークのギガパワーマイクロマックスウルトラライト。
加えて、ストーブ購入時に、使うクッカーに110gまたは250gのガス缶とストーブ本体が
きっちり収納できるかを確かめることも大切なことです。
ストーブ、クッカー、燃料、さらにカトラリー(箸またはスプーンやフォーク)、
汚れや水濡れを拭く小さな布がひとつになったセットをつくることがポイント!
今回紹介したストーブではジェットボイルは、最初からそのセットになっています。SOTOのマイクロレギュレーターストーブとスノーピークのギガパワーマイクロマックスウルトラライトはコンパクトなので、ほとんどのクッカーですべてを収納できます。SOTOのレギュレーターストーブは本体サイズが大きいので、大きめのクッカーを選ばないと、ストーブさえもクッカーに収納できないことがあるので、注意してください!
ではでは、今度は是非、山で一緒に湯を沸かしましょう!