もし、どこかの森でキャンプをして、
一晩焚き火を楽しんだ翌朝早くに
キャンプ地からそのまま
周囲の森と山をもっと楽しむハイクに出掛ける・・・
そんなキャンプ&ハイクに興味があるならば、
長時間リラックスするために座るチェア選びは重要です。
キャンプというと一昔前はディレクターズチェアやガダバウトチェアが主流。
ここ最近はロースタイルが流行り、ウッドとキャンバス地を使ったカーミットチェアやバイヤーのメインラウンジャー等が定番の地位を得ました。
そんな中、ガダバウトチェアのような包まれ感とカーミットチェアに近い低さを合わせ持つチェアが登場しました。
それがヘリノックスです。
テントポールメーカーのDAC社が手掛けるファニチャーブランドで、テントポールのようにチェアの脚と背もたれ部分のポールを連結して座面と背もたれが一体になったカバーを装着。ポールのしなりから独特の浮遊感を得られ、本当に寛げるチェアです。
その心地よさは、キャンプ用としてではなく、自宅のリビングでも使いたくなるほど。実際、日本のアウトドア・ショップのエイアンドエフが扱うヘリノックスのチェアには、ホームデコ&ビーチ・ラインが展開されています。
さてそのヘリノックスのチェアで、ボクが愛用しているのはスウィベルチェアと呼ぶ、座面が回転するタイプです。ヘリノックスらしいハンモックのような浮遊感のある座り心地に加えて、向きたい方向に向ける機能が特長です。
それは焚き火の正面に座って薪をくべ、座面を回転させて星を見上げるリラックス・タイムに、これまでのキャンプチェアにはない視界を与えてくれます。
それは調理の際、ローテーブルで食材をカットし、右側に配置した小さなローテーブル上のシングルバーナーに座面をクルッと回転させて鍋の状態を確認でき、座ったまま調理する手軽さも可能にしれくれます。
そして一度でもこのスウィベルチェアに座ってみれば、他のキャンプチェアがすべて不自由極まりない代物に思えてしまうほど、座面が回転する自由さの魅力を知ってしまいます。それは重登山靴とビーサンほどの違いです。
収納袋も含めた重量は1.3キロ。収納サイズは、1リットルのペットボトルほど。
ピクニックであれば、装備できない重さ、大きさではありません。
今年チェアゼロという重量510グラムの軽量モデルが登場しているので、軽さを重視するなら、そちらを選ぶべきでしょう。
しかし軽さよりも自由さを野外で求めるなら、スウィベルチェア以外ありえません。
加えて、ヘリノックスのメジャーモデルのチェアワンやコンフォートチェアは、すでに模倣品が多く出回っていますが、スウィベルチェアの模倣品は、まだ見たことがありません。
通常シートは1万6000円+税、ボクが使用しているカモ柄シートは1万8000円+税。
キャンプチェアとしては高価ですが、それだけの価値は間違いなくあります。
キャンプだけでなく、ビーチ遊びや花火大会に、ヘリノックス/スウィベルチェアが活躍する季節の到来です。
座面と背もたれのシートは四隅をポールで支えているだけ。これが独特の座り心地の浮遊感を生んでいます。収納袋はチェアのポールに掛けておけば紛失防止、小物入れに使えます。
座面が回転する。野外では、それがどれだけストレスフリーなことなのかを、このチェアに座ればわかるはずです。
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