案内人のPONCHOです。
山でも街でも使えるバックパックについて、
今年春にまとめましたが、
もっと厳選して欲しいという要望を頂いたので
3アイテムをお知らせします。
と、その前に山でも街でも使えるパックの
ポイントを今一度。
◆本体をジッパーで開閉するパネルローディング式。
登山用によくある、パックの上部に蓋のようなものを装備したトップローディングタイプは街でのデイリーユースでは使いにくいのでNG! ジッパー開閉タイプは収納物にアクセスしゃすいです。これは街でも山でも機能的です。
ただ荷物の増減でパックのブレが生じることもあるのでパネルローディング式で、荷物のブレを軽減するコンプレッションベルト、つまりパックの幅を調節するベルトが装備されているものを選べば山でも安心して使えます。
◆サイドポケットを装備
いわゆるタウンユースのデイパックは、本体サイドにポケットを装備していないものが多くあります。しかし山では、このサイドポケットに水筒&ボトルを収納して、飲みたい時にすぐに飲めるようにしておくことは重要です。または小休止に食べるお菓子等を入れておけばすぐに食べられ、エネルギー不足で疲れた・・・、なんてこともなくなります。
◆容量、つまりパックの大きさは20~25リットルを選択
飲み水、行動食、レインウエア、ヘッドライド、着替え、冬はさらに防寒着を収納するとなると、バックパックの容量、大きさは20~25リットルは必要です。もし山小屋泊も、いつかはしてみたい! なんてことを考えいているなら30リットル近い大きさも選択肢にいれた方がよいですが、デイリーユースをメインにするなら20リットルに近い大きさが使いやすい。
さて、それらの3つのポイントを踏まえたおすすめのバックパックです。
★ミレー/プロライター22 ¥12,000+税
80年代、多くのハイカーが愛用したミレーのパック。
フランスのブランドで、女性のファンが多いです。
これは重さ610gと軽く、しかし背面は人間工学に基づいた背負いやすさを装備。
アタックザックと呼ぶ、高所登山の登頂時に使用することも目的として設計されているので、その機能の高さは間違いなし。
カラーラインナップも豊富。ナイロンのツルっとした雰囲気は山っぽさが強いけれど、
カジュアルなカラーリングのモデル、シンプルな単色モデルもあり、街にも合います。
ウエストベルトは脱着可能で、街では外しておけます。
このパックは、雑誌の仕事で何度か背負ったことがあり、背面のサイズがカラダに合えば、背面、ショルダーベルトが重さを感じさせない荷重分散力を発揮し、軽い足取りをサポートしてくれます。
タウンユースを重視するなら、こんなモデルもあり!
▼ミレー/コパン20 ¥11,000+税
コットンライクな杢素材を使用し、街馴染みはこちなのほうがよし。
でも山で使える機能はきちんと装備!
★マウンテンハードウェア/シングルトラック24 ¥14,500+税
山で快適に歩きたいことをメインにするならコレ。
テントやシンプルなデザインのウエアで知られる
ちょっと通好みなブランドです。
パックは近年、クォリティーがとても高くなってきています。
フロントポケット、サイドポケット、サングラス等を入れるパッド入りポケット、本体内にはスマホ等の小型電子機器を入れておく防水ポケットと多様なポケットを装備。
女性にはちょっと大きいかもしれないので、試着必至!
ショルダーベルトの本体側のベルトが2つに分かれていて、
パックの背中へのフィット感がとても高いです。
しかも背面は通気性が高く、剛性感のあるパネルを採用。
このパックも背負い心地が非常に軽いです。
安く売ってます!
もし大きければ、サイドポケットは装備してませんが、
フロントポケットで代用することで
またはボトルホルダーを別途装着して
シングルトラック18 ¥13,500+税
も選択肢に入れてみてください。
★カリマー/スパイク20 ¥12,000+税
シンプル、カラーの豊富さで人気の英国パックブランド。
このパックは、高機能なデイパック的モデル。
街で使いやすいサイズ、機能を装備しているが、山でも問題なし!
フロントポケットには、デイリーユースでの使用を念頭に置かれたフックや小分けして収納できるコンパートメントを装備しているが、これは山でも小物収納に便利。
またフロントのバンジーコードは、ジャケット等の着替えを着脱するのに役立つ。
ウエストベルトは着脱可能。
以上です。
ちなみに、今回紹介したパックはレインカバーを装備していないので、
山で使う際には必ずレインカバーも購入してください!!
それでは、山で会いましょう。