案内人のPONCHOです。
昨年の秋、私が暮らす市川のショッピングモールで開催された工芸展で出合った
『foot of the MOUNTAIN』。
お皿やカトラリーもありましたが、
気になったのは、シェラカップのようなボウル。
富山の工房で、若い職人さんが、
ひとつひとつ削り出したものでした。
ハンドル部分も接ぎ木や接着せず、削った手間を惜しまないつくり。
材は、ウォルナットや山桜、楓など。
安全なガラス塗料や漆で仕上げられたものは木目が美しく、
マット仕上げのものは風合いが心地よいです。
お値段は7,400円~と、金属製のカップよりも高価ですが、
野外だけでなく、普段使いもしたくなる道具としての佇まいは、
木製、しかも削り出しならではのものだと感じます。
「バックパックに吊せる木製カップを作りたかった」と職人さんが語る通り、
吊した際の美しさは、山を歩く旅人としての美しさをも演出してくれるでしょう。
1円でも安く・・・が当たり前の現在にあって、
こうした道具を使う意味は、他人との差別化とか自己満足とかではなく、
使う人、使う心持ち、使う場所の美しさを感じることにあると思います。
『ちょい山CLUB』で行く山で、このボウルの美しさに似合う山は、
5月に行く多摩川源流部です。
ツアーの詳細はコチラ
このボウル、下記で通販できるようです。