案内人のPONCHOです。
沼津アルプスのレポートです。
東海道線で沼津へと向かう車内から。春爛漫です。
沼津アルプスの山旅の起点は、多比(たび)バス停から。
バス停からすぐの民家の家先にて。
森幸農園さんのみかんとジャム。
旅のお供とお土産に購入。
安い上に、大変美味しゅうございました。
ジャム、ネット通販できるみたいなので、今後も購入予定です。
沼津アルプスの道標です。
このトーテムポールみたいな子が、ずっと案内してくれます。
道端にはスミレも咲いていて、光もろとも春に包まれました。
3月上旬でボクは半袖、サンバイザー、だのに汗だく・・・。
常緑樹の多い山域。
木々に勢いがあります。
ウバメガシ。かわいいカタチの葉っぱです。
そして富士山!
手前に愛鷹山が掛かっているのですが、
一体化していて、美しいカタチです。
岩に切られた階段。
昔道っぽい雰囲気がたまりません。
沼津アルプス、低山ですが、トリッキーなトレイルが続きます。
沼津アルプス、南の端は大平山なのですが、
多比バス停から登ると同じ道を20分往復することになるので回避。
ボクらは、この鷲頭山が最初の山頂です。
鷲頭神社の祠とサクラ。
もう間もなく、彩りの山頂になる。
沼津アルプスは各所にサクラがあり、今回のゴールの香貫山はサクラの名所。
3月下旬の土日は、きっと賑わいの盛り!
鷲頭山の下り。
400mに満たない山とは思えない、
急な坂が、延々と続きます。
「ちょい山じゃない!」と苦情を頂きました。
でも「募集時にアップダウン、キツめ」と明記しております。
中将宮。平氏の偉い人が幽閉されていたそうです。
このあたり、クライミングでも知られ、岩が多いです。
鷲頭山~徳倉山間は、海、駿河湾の景色がキレイです。
振り返ると、鷲頭山。
写真ではなだらかですが、
実際にはなかなかの急なお方です。
沼津の街の向こうにチラりと富士山。
やっぱり岩、多め。
広場のような山頂の徳倉山。
雲がかっていると、
素通りしてしまいますが、道標の向こう、
街の向こうに富士山あります。写真だと見えないけれど・・・。
で、おもしろいモノ、3連発。
まず幹や岩に張り付く、緑。名称不明・・・。
パッチワーク柄の幹は、プラタナス。沼津アルプスでは、多く見かけます。
たぶん3本のサクラの木がひとつに合体。
いや4本、うん5本?
そして横山を経て、
一度車道に下りてから、香貫山へ!
約10キロ。
一緒に歩いた伸子さんは、
ココまでで足がかなりツラいことになっていたと思われますが、
「コンプリートしたい!」というキモチでゴールの香貫山を目指しました。
これが香貫山の展望台からのパノラマです。
最初に映っているのが、沼津アルプスの山並です。
「あんなところから、登って下って~登って下って~、登って下って~、しかも低山だと思っていたら本当に立派なアルプスを思わせる急さ! それでも登って下って~を繰り返しちゃうんだから、人間って不思議。そして一歩ずつ歩いていけば、ちゃんと目的地に着くんだね~。歩きしかなかった時代の、昔の人はエラいねぇ」
思い出に残る山って、あります。
逆に登ったことさえ、忘れてしまう山もあります。
沼津アルプスは、確実に間違いなく、いつまでも、
記憶に残る山です。
東海道線の三島付近の車内から
箱根の外輪山から見下ろして
駿河湾のヘリに張り付いた小高い壁の連なり、
でも結構な凸凹な姿を見るたびに、
ココを登ったことがあるヒトのほぼ全員が口にします。
ちょっと大きめの声で、その時を懐かしむように。
「あっ、沼津アルプスだ!」
沼津アルプスって、そういう山です。