案内人のPONCHOです。
ボクは山を走るトレイル・ランニングも12年くらいやっているのですが、
トップ・ランナーのような超軽装備で走れるほどカラダができていないので
普段はデイハイクの装備で走っています。
レインウエア上下、ヘッドライド、距離にもよりますが最低でも水を1.5ℓ、
行動食(ヤマザキの薄皮シリーズやランチパック、干し梅、柿の種)、
コースによっては着替えとサンダルを背負って走ります。
という訳で、これらを収納できる10ℓ~15ℓ容量のパックが必要です。
現在は小型でベストのように着るパックが多くありますが、
10年程前はそうしたパックはマイナーで、アーンというニュージーランドのブランドの
マラソンマジック33をトレランでも使っていました。
さて、そうした流れの中で、第一回のUTMF(富士山の周囲を約160キロ走るレース)が開催された2012年に、その半周のSTYというレースに出るために新調したのが、
サロモンのスキンプロ14+3というパックでした。
左右のショルダーベルトのポケットにリジット・ボトルを収納でき、
パック容量も大きめの14ℓで、荷物に応じてジッパー開閉することで
3ℓ分プラスにできるものでした。
ボクはハセツネ等の補給があまりできないレース以外では、
ハイドレーションを使用せず、ボトルを水分補給に使用しています。
さらに最近メジャーなチューブのようなペラペラなソフトフラスコも苦手。
握って水を押し出して飲むので、思っているよりも
水の減りが早いと感じていて、サイクル・ボトルのようなプラ製ボトルを使用。
だからそうしたボトルをショルダーベルトにすんなり収納できる仕様のパックが
ボクのマストとなります。
そんなボクのスタイルにほぼ対応してくれるのが
このスキンプロです。
スキンプロ登場以前にもベスト型のパックはいくつかありましたが、
日本のトレラン・レースシーンでベスト型パックをメジャーな
スタイルに押し上げたのは、このパックだと思います。
さてそのスキンプロを使用してきて今年で6年目。
前面のショルダーベルトをつなぐストラップ=ゴムの劣化というか伸びが著しく、
先月のレースで使用した際に、ストレスを強く感じたため、
パック自体の買い替えを検討しました。
・・・ですが、そのストラップ以外は、まだまだ使える状態。
修理できるものは修理して、できるだけ長く使いたい性質でもあり、
新製品で気になるものがあるのですが、
市販パーツのチェストストラップをを流用すれば、
問題なく使えるだろうことは想像できたので、交換してみました。
それが下の写真です。
上部の純正のストラップは伸びた分をカット。
下部の純正ストラップのみ、市販チェストストラップに交換。
長めに出てしまった部分はカット。先端を火であぶってホツレを防止。
下部ベルトがしっかり留まると、上部は多少緩くても問題はなく、
荷物を入れて軽く走ってみたところ、6年前の購入時のフィット感が得られました。
最近のベスト型トレランパックは、このパックのように
V字にストラップを張るのではなく、
上下ストレートなストラップ2本で留めるので
コレでもなにも問題ないでしょう。
でも欲を言えば、もう少し細いストラップにしたかった・・・。
ところで、こうした10~15ℓクラスのトレランパックは
トレラン専用という訳ではなく、デイハイクでも十分に使えるものです。
いやむしろ荷物を軽くして歩きたい人には
とても有効なものなので、以下にいくつかオススメを挙げておきます。
★サロモン
私が使用しているパックの後継モデル
★マウンテンハードウェア
コレ、カタチがかなりカッコいいです。
ちょっと歩きに行くなら(もちろんランも)、
コレは使えます
★モンベル
コスパ最強。
トレランパックって、どういうもの? と
お試しで使って失敗ない仕様です。
ショルダーベルトのポケットも優秀ですが、
サイドポケットへのアクセスが◎です。
★アーン
容量が欲しいならコレ。
トレランパックというよりスピードハイクや
アドベンチャーレース向きといえますが、
フロントのバランスポケットはとても使い勝手がよいものです。
私が使っているパックの小型軽量版です。