この庭は30歳を迎えた。
30年もの歳月を経て、こういう風景になっている。
そう、ターシャが話すコトバが映画に出てきた。
メモを取っていないので、正確ではないけれども。
一方で、ターシャはこんなことも話す。
人生はあっという間。
だから好きなように生きるべき
ボクは新潟の魚沼で
コメ作り名人と呼ばれる男性のコトバを思い出した。
まだ40回しか作っていない。
だからまだなんにもわかってない。
確か、そんな意味のことを話していた。
メモを取っていないので正確ではないけれど。
自然、この場合、植物と寄り添う時間は、
ニンゲンが過ごすジカンとしては、
とてもゆっくりだ。
ゆっくりだけれども、
見ている傍から
葉や花が開いたり、
種がはじけ飛んだり、
葉や花びらが宙を舞う。
その様子、
そのジカンは、
赤ん坊が笑ったり、
這ったり、
歩いたり、
話したり、
そんなひとつひとつとよく似ている。
オトナはコドモを手助けし、
オトナに近づくいていくこと、
ジブンのようになることを求めている。
でも、植物、そして赤ん坊と
寄り添うジカンを体験してみれば
ただゆっくりとしたジカンを過ごす、
のんびりとした生活をするということではなく、
よく見て、感じて、
ココロを落ち着かせて、
しっかりと受け止めて、
できないことができるようになる喜びの大切さを知るんだろう。
できないことができるようになるとは、
動きづらくなっていたココロが動くとか、
見えていなかった足元が見えるようになるとか、
こういうものだと思っていたことが、そうではないと発見するとか、
ジブンの頭で考えていたつもりが、実は誰かの基準に沿っていたとわかるとか・・・。
ジカンの掛かることをすること。
効率では割り切れないことをすること。
答えが明確ではないことに取り組むこと。
そしてジブンが発見したことを、誰かに伝えていくこと。
自然が教えてくれることって、
子育てとか教育のためにあるのだなぁと
ぼんやり気が付いた映画でした。
この映画のベースとなっているドキュメンタリー番組は
すべて見たけれども、そんな発見のあった映画でした。
自然は次世代のために
今ボクらがすべきことを提示してくれているようです。
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