『ちょい山CLUB』

低山ハイクとヨガをMIXしたツアー・イベント『ちょい山CLUB』の主宰ライター・ポンチョの日記

登山をはじめたい、ひとりで登るのは不安 ・・・という山好き初心者を対象にした、首都圏近郊の低山歩きとヨガをMIXしたツアー・イベントです。 初心者の方を事前準備からサポートし、登ってみたいと思っていた山に一緒に登り、見たことのない風景、木々や山々との一体感を味わえる、ツアー・イベントを提供しています。 参加申込後、山歩きで揃えるべき基本的なウエアや道具、今持っている道具は使えるの? など、選び方の基本やアイテムの解説・リストをお教えする【お買い物相談】の特典が付きます! ひとりでは楽しめないと思っていた山を『ちょい山CLUB』で存分に楽しんで下さい!

2017年5月3日 奈良倉山ハイク・レポート

ちょい山CLUBのイチオシの山。

鶴峠~奈良倉山~鶴根山~小菅の湯のルートに行ってきました。

昨年は春の新緑、秋の紅葉時期に開催。

周囲の山は、G.W.や紅葉狩りでごった返していますが、

ココは本当に静かで、特に春の新緑時期はキモチのいい山歩き、

そして山ヨガを楽しめます。

 

今回の参加者はおふたり。

おひとりは、昨年もこの奈良倉山のツアーに参加いただき、

この山をとても気に入ってくれて、ボクもうれしくなりました。

もうおひとりは、奈良倉山は初めてでしたが、

静かさと森の美しさを歩いている途中に何度も口にしてくれ、

そうでしょう、そうでしょうと、

ボクのものでもないのに、自慢したいキモチになりました。

 

スタートはJTが管理する水源の森から。

JTが植林、間伐を行っている森です。

ボクが初めて訪れたのは、もう10年近く前ですが、

少しずつ木々が大きくなったり、間伐されたり、景色が変わってきています。

 

間もなくスギやヒノキの人工林になります。

 

人工林とはいえ、目線を広く持てば、そこにもいろいろな発見はあります。

 

陽が当たる斜面にはスミレが。

 

人工林のトンネルを抜けると、

いよいよ新緑の眩しい森です。

 

急な斜面を一歩一歩登っていくと

 

咲き残っていたカタクリが!

今年の春は、本当にゆっくりしています。

 

奈良倉山への最後の登り手前には

いくつもの標識が立っています。

 

落ち葉が深くなり、

トレイルはフカフカになってきました。

 

カフカの落ち葉のなかには、

スミレの集会所。みんな日光浴の楽しんでいます。

 

そうそう、今回はいろいろな花と出合えました。

春です。

街のソメイヨシノもよいですが、

山の野花もヒトのココロをウキウキさせてくれます。

 

この花はなんなのでしょう?

林道の真ん中に1輪だけ、すっくと伸びていました。

 

これはハシリドコロ。有毒だそう。

クリスマスローズが野花になったようだと話しました。

 

ムラサキケマン。これも有毒だそう。

 

これはミツバツチグリでしょうか?

調べてみましたが、似た花が多くて。。。

 

ミツバツツジ。まだ咲いているというのは、やっぱり遅い春です。

 

ミヤマキケマン。こちらも有毒。

 

他に山桜、そして後で紹介するニリンソウも咲いていました。

一番気に入ったのは、こちらのスミレ。

ただしなにスミレかは、ボクの能力を超えていて、わかりません。

 

さて、奈良倉山到着です。

標識の立つ場所はあっさりしていますが・・・

 

すぐ南の展望所に行くと、富士山がお出迎え!

 

ボクらの目には、こんなサイズ感で見えました!!

参加者のYさん曰く「少し痩せた!?」のコトバが忘れられません。

確かに、そういわれてみれば、と感じます。

 

しばし休憩。

G.W. でも、誰もいない山頂。

まだ先が長いので

ゆっくりとまで時間を掛けられませんでしたが、

それなりに景色を堪能してもらえました。

 

 

奈良倉山から松姫峠までは林道がメインです。

とはいえ、カラマツやブナの森をのんびり歩け、

それはそれでよいものです。

 

新緑は春の陽光を受けて透明です。

 

こんな可愛らしい緑も顔を出していました。

 

ランチとヨガは、

本当にフカフカで陽射しが心地よい、落ち葉の広場で!

 

今回、煮炊きに使ったのは

SOTOのレギュレーターストーブ ¥6000。

これは自宅で鍋料理などで利用しているカセットコンロの燃料と同じカセット・ボンベを使います。

安全上、または性能をきちんと発揮させるには同社オリジナルのカセット・ボンベを使用する必要がありますが、もし燃料切れ、忘れに気が付いたときでも、コンビニ、スーパー、薬局等で、カセット・ボンベを手に入れられる利点は、アウトド用のガス缶を燃料としたストーブとの大きな違いです。

また飛行機での移動を伴うハイキング時にも、ガス缶は荷物の預け入れ、手荷物ともにNGなので、現地で手に入れやすいこのカセット・ボンベのストーブは便利です。

 

また低温時にカセット・ボンベのストーブは火力が落ちやすいのが難点なのですが、

このレギュレーターストーブは寒さに強い仕様で、気温の低いことが多い山での使用でも十分な火力を維持してくれます。

 

さらにアウトドア用ガス缶を使ったストーブよりも、普段から使い慣れているカセット・コンロに近いので、ビギナーでも使いやすいことも利点です。

山用と限定せずに、お花見やキャンプ、野外でお茶したい時等々、

気軽に使うとよいと思います。

 

クッカー(鍋)は同じくSOTOのナビゲータークックシステム ¥7000です。

今回は4人分の湯沸かしだけだったので、大クッカー1.8ℓは持参せず、小クッカー1.3ℓとフタ、リフター(ハンドル)のみ使用しました。

フタには湯切りの穴が付いていて、まな板としても使えますし、アウトドア用ガス缶のストーブを利用時には安定させる台にもなります。

 

クッカーは質感のよさがピカイチです。

アウトドア用のクッカーって、手荒く使うものだからか、

質にこだわったものが少ない中、コレは調理をしていて、湯を沸かすだけでも

なんだか美味しくなりそうな気がしてきます。

 

さらに小クッカーにはコジーと呼ぶ、断熱、保温のための収納袋を装備しています。

 

調理後にこのケースにクッカーを入れれば素手でも持て、

フリーズドライ食品等を保温しながら調理することにも役立ちます。

カップの付いていない、リフィルタイプのカップラーメンを食べる時にも重宝します。

 

大小2つのクッカーとコジーをうまく使えば、2~3人分の山メシを温かいまま調理することもできます。そうした料理については、今後このブログで紹介していきます!

 

 

ランチの後は、シャバーサナという名目のお昼寝。

今回は、珍しく皆さん足取りが軽く時間に余裕があったので!

 

そして、山ヨガ。

 約25分が、あっという間でした。

太陽の光は、そのままエネルギーなのだと、カラダで、ココロで、感じられます。

 

太陽のエネルギーを吸収している仲間です。。

 

陽光はアーティストでもありました。

 

ニリンソウの群落。

まだ少し早いかなという状況でしたが、

陽光がよく当たる場所で、笑顔をほころばせていました。

 

ブナの森にはヤドリギ

今回も幸運をおすそ分けしてくれ、ありがとう。

 

このルートの目玉の大トチノキ

大きすぎて、写真に収まりきれません。

間違いなく、なにがかいます。

気配が違います。

 

ワザビ田のある沢は、新緑が見頃。

 

 

そしてゴールの小菅村

春爛漫!

 

お疲れ様でした!!

 

 

今回は贅沢な旅でした。

いろんな偶然という奇跡が織りなしてくれた時間と風景に

たくさんの美しいものを見つけられました。

また山で会いましょう!!

 

 

【募集中のツアー・イベント】

  

【お問い合わせ先】
HP
https://cyoiyamaclub.wixsite.com/cyoiyamaclub
 cyoiyama.club@gmail.com