『ちょい山CLUB』

低山ハイクとヨガをMIXしたツアー・イベント『ちょい山CLUB』の主宰ライター・ポンチョの日記

登山をはじめたい、ひとりで登るのは不安 ・・・という山好き初心者を対象にした、首都圏近郊の低山歩きとヨガをMIXしたツアー・イベントです。 初心者の方を事前準備からサポートし、登ってみたいと思っていた山に一緒に登り、見たことのない風景、木々や山々との一体感を味わえる、ツアー・イベントを提供しています。 参加申込後、山歩きで揃えるべき基本的なウエアや道具、今持っている道具は使えるの? など、選び方の基本やアイテムの解説・リストをお教えする【お買い物相談】の特典が付きます! ひとりでは楽しめないと思っていた山を『ちょい山CLUB』で存分に楽しんで下さい!

2017年8月27日 浅間山外輪山・黒斑山~蛇骨岳ハイク・レポート

案内人のPONCHOです。

 

夏休み最後の週末に、浅間山の外輪山、黒斑山~蛇骨岳をハイクしてきました。

 

この場所、昨年は雨で中止・・・ちょい山CLUBでは初のツアー・イベントですが、

ボクは今回で7回目。はじめて登ったのは2000年頃だったように思います。

その時の感動は今でも鮮明ですし、その後も季節を変えて登るたびに

違った感慨が生まれる山です。

もちろん今回も、これまでとは異なる『よさ』を感じました。

 

風景は教えてくれました。

ボクらは地球に住んでいるんだよ・・・と。

ボクらは地球に生きていたそんな当たり前を風景が教えてくれた#ハイク #ヨガ #詩  #ポエム #風景写真 #浅間山 #hike #yoga #poetry #poem #scene #asamayama

 

上の動画は、トーミの頭と呼ぶ、浅間山外輪山の黒斑山直下の展望地からのもの。

トーミとは、遠見。

目の前には浅間山

活火山で、火山活動が活発ということで現在は登れませんが、

こうして外輪山からは見渡すことができます。

この風景は、何度見ても、地球を感じさせてくれるものです。

雄大だけれども、どこか箱庭的でもあり、

普段は忘れているけれども、ボクらが暮らす島は

火山の島だということを思い出させてくれます。

 

黒斑山から蛇骨岳方面の外輪山。この稜線上を歩きました。

 

蛇骨岳より先の外輪山と浅間山山麓

 

そして浅間山

麓の草原から森化してきた場所は、

ボクがはじめてこの山を登ったときよりも

ずっと木々が大きくなってきていると感じます。

 

 

 

 

さて、この外輪山までに至る登山道は、

変化に富んでいる表コースで進みました。

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ゴツゴツとした岩があったり

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草地を見下ろせたり

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森の中に入ったり

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突然視界が開けたり

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急で長い、みんなに不評な木段を登りきると

浅間山が顔を見せてくれます。

写真の左側の森の切れ目のガレたところが登山道で

この後、ごのガレ道を登ると、トーミの頭です。

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ガレた急登です。

でも歩いてみると、想像よりなだらかです。

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ふりかえると、小諸の街並み。

雲の上に八ヶ岳の頭。

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登りきると、浅間山がドーン!

 

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トーミの頭から黒斑山へ登る途中からも、ハイマツ越しに浅間山

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秋のはじまり、赤とんぼ越しの浅間山

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黒斑山山頂手前にはバカでかいスピーカー。

ハイカーがいる間は、浅間山が噴火しないことを願うばかり。

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山麓の箱庭。

「行ったことないけれど、アルプスはこんなだね」という声。

たぶん、そうだと思います。

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手軽に登れる山ですが、ここは標高2400mほどの稜線。

高山に生息するホシガラスを参加者の方が見つけてくれ、

その姿も皆で観ることができました。

上空には旋回する猛禽類、尾羽のカタチなどから推測するにオオタカかな・・・

浅間山付近はイヌワシもいるそうですが・・・トンビではないと思いますが・・・

もっともっと勉強が必要です。

 

ということで、帰宅後に調べてわかった高山植物を。

コレはイワインチン。

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こちらはマツムシソウ

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これはイブキゼリ。

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この山は花の名山としても知られていて、春から秋まで多くの花が咲き誇ります。

が、ここでも勉強不足・・・オオイタドリをタデと紹介したり・・・

その時名前を失念してしまい、イタドリかもとは説明しましたが・・・。

 

で、これはヤマハハコ。

本当に美しいトレイルなんです。

 

外輪山の稜線は低い樹林帯の中を歩いたり、

景色のよい場所に出たり、山歩きの楽しさを満喫できます。

 

さて、下山は中コースと呼ぶ、針葉樹~広葉樹の森の道。

今回、話題に登ったのですが、

ちょい山CLUBのハイクは、寄り道というか

スケジュールありきで急ぎ足ではないのがいいということです。

そうなんです。

とてもゆっくり歩きます。

気になったものがあると、写真を撮りまくります。

登山地図の参考タイムよりも

ずっとゆっくりなスケジュールを組んでいます。

 

今回は北八ヶ岳の苔の森を観察する用に手に入れたルーペで

苔の観察もほんの少しだけやってみました。

 

こんな風景に突然変わったら、

ちょっと立ち止まって深く深呼吸をしてみたいじゃないですか!

ボクは森の匂いの変化が気になる方で、

匂いが変わると、いちいち皆に「匂いが変わったと思わない?」と聞きます。

甘かったり、酸っぱかったり、油ぽかったり、緑っぽかったり。

 

遠くになにか見えたら、

その景色を皆で共有したいじゃないですか。

 

ここはカラマツの原生林保護地域。

大水の影響なのか、木々がなくなり突然開けました。

なので、パシャり。

 

そして再び、森の中。

 

ボクにはエビの頭に見える倒木。

立ち止まって、写真を撮らずにはいられません。

 

 

のんびり進むちょい山CLUBのハイク。

もっとも自然を感じられる時間は、

きっとヨガの時間だと思います。

 

今回もゆったりとした山ジカンを楽しめました。

参加してくれた方々、ありがとうございました。

 

またどこかの山で会いましょう!!