案内人のPONCHOです。
夏休み最後の週末に、浅間山の外輪山、黒斑山~蛇骨岳をハイクしてきました。
この場所、昨年は雨で中止・・・ちょい山CLUBでは初のツアー・イベントですが、
ボクは今回で7回目。はじめて登ったのは2000年頃だったように思います。
その時の感動は今でも鮮明ですし、その後も季節を変えて登るたびに
違った感慨が生まれる山です。
もちろん今回も、これまでとは異なる『よさ』を感じました。
風景は教えてくれました。
ボクらは地球に住んでいるんだよ・・・と。
ボクらは地球に生きていたそんな当たり前を風景が教えてくれた#ハイク #ヨガ #詩 #ポエム #風景写真 #浅間山 #hike #yoga #poetry #poem #scene #asamayama
上の動画は、トーミの頭と呼ぶ、浅間山外輪山の黒斑山直下の展望地からのもの。
トーミとは、遠見。
目の前には浅間山。
活火山で、火山活動が活発ということで現在は登れませんが、
こうして外輪山からは見渡すことができます。
この風景は、何度見ても、地球を感じさせてくれるものです。
雄大だけれども、どこか箱庭的でもあり、
普段は忘れているけれども、ボクらが暮らす島は
火山の島だということを思い出させてくれます。
黒斑山から蛇骨岳方面の外輪山。この稜線上を歩きました。
そして浅間山。
麓の草原から森化してきた場所は、
ボクがはじめてこの山を登ったときよりも
ずっと木々が大きくなってきていると感じます。
さて、この外輪山までに至る登山道は、
変化に富んでいる表コースで進みました。
ゴツゴツとした岩があったり
草地を見下ろせたり
森の中に入ったり
突然視界が開けたり
急で長い、みんなに不評な木段を登りきると
浅間山が顔を見せてくれます。
写真の左側の森の切れ目のガレたところが登山道で
この後、ごのガレ道を登ると、トーミの頭です。
ガレた急登です。
でも歩いてみると、想像よりなだらかです。
ふりかえると、小諸の街並み。
雲の上に八ヶ岳の頭。
登りきると、浅間山がドーン!
トーミの頭から黒斑山へ登る途中からも、ハイマツ越しに浅間山。
秋のはじまり、赤とんぼ越しの浅間山。
黒斑山山頂手前にはバカでかいスピーカー。
ハイカーがいる間は、浅間山が噴火しないことを願うばかり。
山麓の箱庭。
「行ったことないけれど、アルプスはこんなだね」という声。
たぶん、そうだと思います。
手軽に登れる山ですが、ここは標高2400mほどの稜線。
高山に生息するホシガラスを参加者の方が見つけてくれ、
その姿も皆で観ることができました。
上空には旋回する猛禽類、尾羽のカタチなどから推測するにオオタカかな・・・
浅間山付近はイヌワシもいるそうですが・・・トンビではないと思いますが・・・
もっともっと勉強が必要です。
ということで、帰宅後に調べてわかった高山植物を。
コレはイワインチン。
こちらはマツムシソウ。
これはイブキゼリ。
この山は花の名山としても知られていて、春から秋まで多くの花が咲き誇ります。
が、ここでも勉強不足・・・オオイタドリをタデと紹介したり・・・
その時名前を失念してしまい、イタドリかもとは説明しましたが・・・。
で、これはヤマハハコ。
本当に美しいトレイルなんです。
外輪山の稜線は低い樹林帯の中を歩いたり、
景色のよい場所に出たり、山歩きの楽しさを満喫できます。
さて、下山は中コースと呼ぶ、針葉樹~広葉樹の森の道。
今回、話題に登ったのですが、
ちょい山CLUBのハイクは、寄り道というか
スケジュールありきで急ぎ足ではないのがいいということです。
そうなんです。
とてもゆっくり歩きます。
気になったものがあると、写真を撮りまくります。
登山地図の参考タイムよりも
ずっとゆっくりなスケジュールを組んでいます。
今回は北八ヶ岳の苔の森を観察する用に手に入れたルーペで
苔の観察もほんの少しだけやってみました。
こんな風景に突然変わったら、
ちょっと立ち止まって深く深呼吸をしてみたいじゃないですか!
ボクは森の匂いの変化が気になる方で、
匂いが変わると、いちいち皆に「匂いが変わったと思わない?」と聞きます。
甘かったり、酸っぱかったり、油ぽかったり、緑っぽかったり。
遠くになにか見えたら、
その景色を皆で共有したいじゃないですか。
ここはカラマツの原生林保護地域。
大水の影響なのか、木々がなくなり突然開けました。
なので、パシャり。
そして再び、森の中。
ボクにはエビの頭に見える倒木。
立ち止まって、写真を撮らずにはいられません。
のんびり進むちょい山CLUBのハイク。
もっとも自然を感じられる時間は、
きっとヨガの時間だと思います。
今回もゆったりとした山ジカンを楽しめました。
参加してくれた方々、ありがとうございました。
またどこかの山で会いましょう!!