季節は容赦なく進んでいくわけで
我が家のクレマチス
ご近所さんの星団のように溢れ咲く姿と比べれば
都会から見える星空のような数
それでも、その姿を見ていれば
ココロは和むものです
秋に50㎝程に小さく切り詰めたガクアジサイは
日に日に大きくなり
今では私の肩の高さまで成長しました
ひと雨ごとに生命力を増し
いつの間にかツボミも自己主張しだし
「待ち遠しさ」というプレゼントを贈ってくれています
その姿を見て思いだしたのが
花が開いた容姿は確かに艶やかです
でも私はツボミの頃
枝々に散りばめられた音符のような瞬間
強い意志とやさしさを満たした静かなメロディーに
耳をそばだてるのが好きです
ちょうどその時期には
湿度を増した奥多摩の森のなかに
ブヨやハエがうるさいほどに増えてきます
でもね
それでも見に行きたい
会いに行きたいと思うのです
強い意志とやさしさのメロディーを
私のココロのなかにも響かせるために