小学校低学年の頃、祖母に「なにか欲しいものはあるか?」と問われ、「本が欲しい!」と千葉市のパルコか三越のなかにあった本屋に行って選んだのが、この本です。
マンガ=美しいイラストによる学術書的探検物語。
黒ひげ先生と呼ばれる主人公が、マレーシアのジャングルにいるグライダーのように滑空するトビトカゲを探し行きます。
私が生まれてはじめて、日本以外の国、土地、人、イキモノを意識し、旅というものを知った瞬間でした。
そして今に通じるアウトドアという自然遊びの楽しみを、親以外から教わった本です。
しかし当時はアウトドアなんて意識はなく、オトナも子供と変わらず、探検とか発見、ワクワク、ドキドキが好きなんだなぁと思っていました。
そしてこういう仕事ができたらなぁとボンヤリと考えたことを覚えています。
結果・・・マレーシアにトビトカゲを見に行けていませんが、ワクワク、ドキドキすることを仕事にするオトナにはなれました。