案内人のポンチョです。
久しぶりに開催した『ちょい山CLUB』は、千葉・南房総の鋸山。
まだ菜の花の季節ではありませんが、しかし陽射しはおだやか、風もなく、
冬でも暖かい房総の山を満喫してきました。
鋸山は山頂に展望がないので、その手前にある東京湾を望む展望台が目的地。
展望台の標高は約300m。誰でも気軽に登れる山ですが、海沿い、そして採石場だった山の風景は、個性的です。
今回の参加者は、ちょい山の常連さんとご新規さんの2名。
本当はあと2名参加予定だったのですが、昨今の事情で急遽断念・・・・・・。
次回、春の花見ハイクの参加を、お待ちしています!
さぁ、それでは出発です!
鋸山は、房州岩という主に建築資材に使われた凝灰岩の採石場として1985年頃まで活用された山。
山頂の標高は329.5m。高尾山が599mなので、かなり低い山ですが、日本で一番平坦な県、千葉県の最高峰です。
今回の目的地の東京湾を望む展望台までは、JR浜金谷駅から約3km。
簡単な山に思えますが、階段、石段が急な場所が多く、息が切れるところが何カ所かあります。
「わっ、海だ!」と思わず声が出て、気分がフゥと軽くなります。
ところで、多くのハイカーは石切場の跡や、その上にある日本寺を目指すのですが、登山口から登りはじめて最初の平坦地横にある、あじさい広場はスルーします。
たぶん観光案内所等で配っている鋸山のガイドマップに、「あじさい広場」と小さくしか書いてないからでしょう。
もう、かなり前に建てられたもので、昨年まではハウスの中に入ることができましたが、今回訪れるとロープが張られ、進入禁止に・・・・・・。なので、外からちょっと覗いただけ。
でも、この場所は大きなクスノキがあって、とてもキモチのよい場所。
だから、ここでヨガをやってもよかったのですが、登りはじめてすぐということもあり、今回は上まで登って、岩舞台と呼ばれる石切場の跡のひとつでヨガをしました。
今回は、なにやらイベントが行なわれた痕跡が残るなかで、タオヨガを行ないました。
岩舞台は陽光が当たらない日陰なので、ちょっと寒かったのですが、それでも見上げると垂直な壁とその向こうに青い空があり、冬らしさをカラダで感じました。
展望台、先行の団体客さんたちがいて、はじめは居場所がなかったのですが、すぐに下山してくれたので、その後は、ゆったり、のんびり。
地球の丸さがわかる広がりのある風景が、ありました!
わずか300mの標高でも、障害物がないと、晴れ晴れします。
久しぶりのちょい山CLUB。
できるだけ空いている山を、少しだけ頑張って登り、タオヨガで体と心をリラックス。
今回は、コーヒー好きの私が昨年取材で訪れた麓のカフェ『香豆珈琲』でお茶をして、ゆったり気分で〆ました。
新しい参加者さんは、常連さんの道具を見させてもらって、次回以降の参考にしていました。もちろん、アウトドア道具ライターの私からもアドバイスを送り、春のお花見ハイク参加の希望をいただきました。
是非、みなさんの参加もお待ちしています。
それでは、また山で会いましょう!