『ちょい山CLUB』

低山ハイクとヨガをMIXしたツアー・イベント『ちょい山CLUB』の主宰ライター・ポンチョの日記

登山をはじめたい、ひとりで登るのは不安 ・・・という山好き初心者を対象にした、首都圏近郊の低山歩きとヨガをMIXしたツアー・イベントです。 初心者の方を事前準備からサポートし、登ってみたいと思っていた山に一緒に登り、見たことのない風景、木々や山々との一体感を味わえる、ツアー・イベントを提供しています。 参加申込後、山歩きで揃えるべき基本的なウエアや道具、今持っている道具は使えるの? など、選び方の基本やアイテムの解説・リストをお教えする【お買い物相談】の特典が付きます! ひとりでは楽しめないと思っていた山を『ちょい山CLUB』で存分に楽しんで下さい!

2017年5月20日(土)~21日(日) 富士・西湖キャンプ&ハイクレポート

案内人のPONCHOです。

 

週末に開催したキャンプdeハイクのレポートです。

 

場所は富士五湖のひとつ、西湖でした。

付近のキャンプ場は予約なしのところが多く、

別のキャンプ場のオープン時間に我々スタッフは早めに到着したものの・・・

なんと貸し切り。

そこで以前に利用したことのあるココに急遽変更しました。

結果的に、キャンパーは少なく、景色もよい場所で過ごせたのですが、

参加者の方々には変更に対応いただき、申し訳ありませんでした。

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参加者の方々が到着後、張っていたタープ下でコーヒータイム。

同時に湯沸かしに使っていたストーブに興味を持って頂いたところから

トーブの解説を開始。

 

山で湯沸かしだけならジェットボイルがよい。

キャンプやバーベキュー等、いろいろ使えるのはSOTOのレギュレーターストーブがよし。

山に持って行くには少し重いけれど、大人数のハイク、またはキャンプメインなら低重心で大鍋を載せられる分離型がよい。

ちょっと変わり種なら、トランギアのストームクッカーと呼ぶ、アルコールストーブのクッカーセットがよいとか。

 

紹介したストーブも含め、改めておすすめのストーブをこのブログにて近々アップしますので、お待ちください!

 

トーブ解説の後は、近くの野鳥の森公園から青木ヶ原樹海をお散歩。

本当は紅葉台、三湖台の予定でしたが、参加者の皆さんが樹海を歩きたいということで

急遽、予定を変更!

 

その野鳥の森公園からの富士山。

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樹海歩きで出合ったのが、英(はなぶさ)という氷穴。

付近の集落が昔利用していた天然の冷蔵庫です。

写真だと上から見た感じがわかりにくいですが・・・

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中から見上げるとこんな感じ。皆さんが立っている上部でも

風向きによって冷気がやってきます。

なんだかいい気が流れている感じもあり、

皆さんの表情がみるみる変わっていくのがわかります。

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そして参加者の方にも下に来て頂くと、声を揃えて

「ヒンヤリする~!」と大興奮。

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そしてこの奥が氷穴。

雪が解け残っていて、その冷たさをさらに実感!

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屋久島に行ったことのある方は、「屋久島ってホントにこんな感じ」と、興奮気味に話してくれ、「ココもすごいステキ!」と楽しんでいました。

溶岩が冷えた岩壁に囲まれた場所。いい磁力が働いているのかもしれません。

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樹海のトレイルは、晴れた日だったから新緑がより美しく

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樹海の暗いイメージにコワさを語っていた皆さんの足取りはとても軽くなり

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キラキラした風景のなかの時間を短いけれども満喫できました。

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サイトに戻ってからは、ランチづくり。

本当はその間にヨガを予定していたのですが、

樹海、そして氷穴のエネルギーを十分に感じたから

「まったり時間でもいい」ということで、

タープ下で皆さんはまったり。

ボクはホットサンドとミネストローネづくり。

料理の写真は・・・調理に夢中になりすぎて忘れました。

 

でも後から妻CHIKAKOに指摘されたのですが、

ボクだけが作るのではなく、皆さんも作ってみたかったのでは・・・と。

なるほど次回以降、そうした企画も用意しますね。

ちなみにナスをカットしていますが、

色が変わりやすいナス以外は、自宅でカットして持ってきているので、

それほど調理時間は掛かっておりません。

皆さんがヨガをやっている予定だったので、

ミネストローネはちょっと煮込み時間が少なく、

コクがちょっと足りませんでしたが・・・すみません。

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ランチの後は、山用テントの解説。

実際に設営して、自立型、非自立型、スリーブにポールを通すタイプ、フックで吊り下げるタイプ、短辺側に出入り口、長辺側に出入り口があるテントの違い等々。

 

ボクの手持ちのテントに加えて、昨年お買い物相談で購入した参加者のひとりの最新テントも見させてもらいました。

 

一番人気はライペンのトレックライズ。

ボクのメインテント、重さ700g、非自立型のシートゥサミットのスペシャリスト・ソロが一番いいかもという女性がいたことに、ちょっと驚き。多くの人は設営が面倒と敬遠するのですが・・・

 

今回の皆さんの要望、意見を踏まえ、テントも近々このブログにておすすめを紹介しますので、お楽しみに!

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西湖の向こうに夕陽が沈む頃、1日目は終了。

残ったひとりと温泉に行き、焚き火をして、簡単な夕飯を食べて、おやすみなさい。

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2日目は、起きてからしばらくまったり。

お茶して、おしゃべりして、サイトを撤収してのんびりと

紅葉台、三湖台へ。

 

こちらも新緑がきれい。

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いつものちょい山CLUBと違って、

この日はゆったりのんびり歩きなので、

こんなことをする余裕もありました。

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そして三湖台から到着。

これは昨日少し歩いた青木ヶ原樹海を上から見たところ。

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三湖台からの富士山。

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そしてトレイルで見つけた美しい風景。

 

 

最後は木曽馬の牧場を覗いて終了。

 

 

今回は、参加された皆さんの意見に応じて

予定をいろいろ変えてみました。

通常のハイク時にはなかなか難しいのですが、

キャンプでなら、そうしたことも可能です。

今後はリクエストベースでキャンプdeハイクは開催予定なので、

申し込み後にいろいろリクエストを頂いて、

予定を組んでいければと思います。

 

では、今回参加された皆さん、お疲れさまでした。

また、山で会いましょう!!

 

 

 

【募集中のツアー・イベント】

  

【お問い合わせ先】
HP
https://cyoiyamaclub.wixsite.com/cyoiyamaclub
 cyoiyama.club@gmail.com

 

【募集締切】2017年6月10日(土) 金時山ハイク&高原ヨガの詳細です!

案内人のPONCHOです。

6月10日(土)開催のツアー・イベントの詳細です。

 

金時山ハイク&森林ヨガのポイント!

・ご要望の多い、土曜開催です!

・行きは新宿から高速バスを利用。申込された方は、早めに予約をお願いします!(詳細は下記にあります)

・静かな山歩きを提案するちょい山CLUBですが、今回は人気の山・金時山です!

・帰路、希望者は温泉に立ち寄れます!

・歩行時間約4時間、いつもより短め、ラクめなコースです。

金時山といえば、ドーンと裾野まで広がる富士山の美景です!!!

 

 

 

芦ノ湖箱根山方面の景色

 

山頂で生きる猫

 

茶屋もあります。ソバ等、食べられますが、待ち時間はかなりのものです・・・

 

昨年末30日に行った時でも、大勢のハイカーで山頂は混んでました。

 

 

◆集合時間と場所

2017年6月10日(土) 6:45集合 7:05発の箱根行きバス乗車

バスタ新宿(新宿南口、新南口のビル)高速バスのりば4階

 

◆対象者:登山をはじめたい、一緒に行く人がいないくて・・・という登山初心者さん

◆定員:6名(最少催行1名)

◆ツアー・イベント料金:8,000円(コーディネート&イベント代、ヨガレッスン代、お買い物相談代、1日山岳保険料含む)

※往復交通費、飲食代、温泉代等は各自負担となります

 

◆行程

06:45 バスタ新宿 4階 高速バスのりば集合

07:05 バスタ新宿発 小田急箱根バス 箱根園行き 特急1便 乙女峠まで¥1840 

    ※バス内にトイレあります

    ※高速バスは、必ず、早めに予約してください! バスの予約は↓から    

          箱根線(新宿-御殿場・箱根)|小田急箱根高速バス

 

08:59 乙女峠下車 ※バス停前の茶屋でトイレ借りられます。

09:15 乙女峠出発

10:15 登山道の乙女峠着 ※雲がなければ富士山が見られます

11:30 金時山着 ※有料のトイレあり

12:30 金時山出発

13:30 矢倉沢峠着 

     この付近で、ハイカーが少ない場所に移動してヨガ30~40分

14:30 矢倉沢峠発

15:15 金時山登山口着 解散

 

※急いで帰りたい方は、間に合えば15:11金時山登山口発の高速バスで、

渋滞なければ新宿駅西口へ17:25着 

その次便は16:11発です。 

満席の場合は乗車できませんが・・・

15:24 仙石発 箱根登山バス・小田原行で、箱根湯本駅からロマンスカー

16:19発 新宿17:53着 もあります

または小田原から新幹線も

 

※温泉に入りたい方は、急いでいない方は、

徒歩3分で仙石バス停に移動 15:24発(12分間隔で運行)で15:32着宮城野バス停へ ¥330

勘太郎の湯 入浴 ¥800

ホーム | 勘太郎の湯

17:05 宮城野バス停発

17:30 箱根湯本駅着 ※渋滞がなければ・・・ ¥750

17:53 箱根湯本駅発 特急ロマンスカー ¥2080

19:20 新宿着

 

 

◆参加条件:レインウエア上下、トレッキングシューズ、ヘッドライト、フリースやダウンや化繊中綿ジャケットの防寒着、バックパック(リュックサック)を必ず装備してください

◆装備:水(最低でも1リットル)、チョコやお菓子等の行動食。 ランチの時間が長くはないので、小休止の際にも簡単に食べられる、おにぎりやサンドイッチがよいです。

※当日はストーブで湯を沸かせるようにします。カップ麺やスープ、コーヒー等を召し上がりたい方は、ご利用ください。水は用意します。

 

◆参加者特典:お買い物相談あります!

装備するウエアや道具選びに迷い解消のため、アウトドアや登山雑誌で執筆、スタリングしてきた経験を活かし、案内人 PONCHO/志田がメールでご相談にのります! 欲しいアイテムに合わせて、こんなウエアや道具がオススメという解説つきのリスト等で返事します。

相談はツアー料金振込確認後、翌日からツアー開催前日までです。

 

◆雨天の場合:森歩きとなり、木々が雨を弱めてくれるので、小雨でもツアーは決行する予定です。

中止の決定は前日正午までにお知らせ致します。

中止の場合は、高速バスのキャンセルもお忘れなく! 

ただしキャンセルの際の手数料が発生してしまいます。お客様のご負担になることをご了承の上、このツアー・イベントに申込ください。

 

登山をはじめたい、一緒に行く人がいない・・・という山好き初心者さんのご参加お待ちしております。お気軽にお問い合わせください。

 

【募集中のツアー・イベント】

  

【お問い合わせ先】
HP
https://cyoiyamaclub.wixsite.com/cyoiyamaclub
 cyoiyama.club@gmail.com

 

ハセツネ優先エントリー権

 

4月2日に距離短縮で開催されたハセツネ30Kで

男子1000位以内で完走した特典として設定されていたのが

秋、10月8~9日に開催される日本山岳耐久レース

長谷川恒男カップの優先エントリー権。

昨年、一昨年とその権利を狙ってハセツネ30Kに参加。

しかしギスギスした感じが堪らなくイヤで最後尾からスタートしたものの、

スピード不足でまるで話にならず・・・。

今年は距離短縮もあり、ギスギスや割り込みへのイライラに耐えて、

全体の中程からスタートしたものの、その速さに驚いた。

でも、なんとか自分のペースを維持して851位でゴール。

果たして、優先エントリー権はもらえるのかと

本日予定されているメール通知を少しドキドキしながら待った。

 

結果、10時前にメールが届いた次第。

 

ハセツネ、今回でたぶん8回目。

ダイエット目的ではじめたランニングの目標として設定した

ハセツネをはじめて走ったのは

確か34~35歳の頃だったから、もう12年くらいも経つ。

 

趣味というかダイエットとして走り出し、

アウトドア好きで、まだハセツネ黎明期に取材したことがあり、

いつか機会があればと思っていたことがきっかけだったけれど、

その後トレランの雑誌が発売され、ライター仕事として走ったこともあった。

ベストは15時間40分くらい。

 

いろんな人とハセツネを通じて出会い、

しかし知り合いの多くは参加することもなくなり、

加熱した状況が続いてトレランをやめてしまった人もいる。

 

ボクもここ数年はあまりレースには出ず、

ひとりで山を走ることがメインになっていた。

 

でも、ハセツネはおもしろい。

それは事実だ。

 

限界というのは自分、つまり脳が設定するもので、

カラダの限界は脳が設定したよりも、

まだ先にあることを教えてもらった。

 

夜を走るハセツネ。

エネルギー補給の重要性を知らなったときには

ハンガーノック、つまりガス欠、エネルギー不足に陥り、

背負ったバックパックの中に入れた携帯食を取り出すこともできなくなり、

脳から指令をぼんやり出しても、カラダが反応しない状態になり、

それでも夜明けを知らせる小鳥のサエズリに力が少しずつ入り出し、

空が白々しだすと、太陽の光がカラダーにパワーを与えてくれる経験もした。

光はそれ自体がエネルギーなんだと、驚きの発見だった。

 

第1関門までは先を急ぐランナー、しかし渋滞で進めない焦りから

イライラが多くの人に充満しているけれども、

三頭山を過ぎ、疲労の色が濃くなりだすと、

欲が薄まってくる。

誰かに勝ちたいとか、12時間を切りたいとか

諦めたところから、または諦めずとも

それとは違うベクトルで前に進み出したところから

本当のジブンのチカラが試される。

ボクの場合は、欲が薄まると、吸収力が高まる。

すると追い越す際に掛けた、または掛けられた

「頑張りましょう!」

のコトバが前に進むエネルギーになる。

掛けられただけでなく、掛けたコトバも

ジブンのチカラになる。

そのチカラは計り知れない。

ボクはライターとしてどんな想いでコトバを紡ぎ、

読む人に提供できるかを真剣に考えるようになったのは、

ハセツネを走るようになってからだった。

 

そのハセツネを3年ぶりに、今秋走ることができる。

 

今のカラダであれば、ベストは更新できるだろう。

でも、タイムじゃない。

スタートからゴールまで、

諦めることなく、キモチを折ることなく、

カラダを見つめ、カラダと会話しながら、

淡々と前に進み続けること。

参加したランナーのひとりとして、

ハセツネという場を楽しく、美しいものにするため

チカラを尽くすこと。

 

ただ、それだけ。