案内人のPONCHOです。
先日のハイク中に参加者さんに言われたこと。
「ちょい山はストーブと水を用意してくれ、お湯を沸かしてくれるのがありがたい。
他のツアーでは、そんなことをしてくれるところはない。登山に不安がある人は少しでも荷物を減らして軽くしたいから、助かる」
これまで、まったく意識したことがありませんでしたが、ランチ時にお湯を沸かすことは、皆さんに好評みたいです。
寒い山で、ビギナーさんたちはストーブを持っていないだろうから、代わりに湯沸かしして、少しでも温かくなってもらおうと始めたことです。
また暑い夏に水が無くなってしまって体調を崩すことがないように、人数分の余分な水を常に背負っていっています。
それと、こんなことも言われました。
「あぁ、そろそろ疲れたなぁというタイミングで、小休憩が入る」。
最終バスに乗り遅れそうなときなどは、そうもいかないことがありますが、基本的に登山地図などに書かれているコースタイムよりもゆっくりな足取りでハイクをしています。ボクの想定よりも、さらに遅いこともありますが、その際にはハイク終了予定時間が遅れることを伝えて、急ぐことのないようにしています。
なぜなら、スケジュールを守ることに追われて、焦って山道を歩くと、疲労が増すだけでなく、ケガをする可能性が高まるからです。
参加メンバーによっては、スピードの違いが大きく出てしまうこともありますが、その際は、ゆっくり進む人にペースを合わせてもらいます。ツアーイベントですが、同じ山を登るチームでもあるので、理解してもらっています。
ところで、小休憩を入れるタイミングは、前半は登り貴重なので一定の時間が経過するごとに、後半は参加メンバーの表情や呼吸、足取りを見ながら、決めています。
ちょい山CLUBでは、体調を崩したら、またはケガをしたらどう対応するか? ということ以上に、全員が元気に、疲れても山を登ってよかったと思えってもらえるように、スケジューリングしています。
ひとりでのハイクではちょっと不安な行程や、逆に頑張りすぎて、もう山はいいや・・・なんてことにならないように参加メンバーをサポートすることを大切にしているので、無理をしがちな大人数でのハイクではなく、それぞれがそれぞれに楽しめる少人数でハイクをしています。
では、またどこかの山で会いましょう!