『ちょい山CLUB』

低山ハイクとヨガをMIXしたツアー・イベント『ちょい山CLUB』の主宰ライター・ポンチョの日記

登山をはじめたい、ひとりで登るのは不安 ・・・という山好き初心者を対象にした、首都圏近郊の低山歩きとヨガをMIXしたツアー・イベントです。 初心者の方を事前準備からサポートし、登ってみたいと思っていた山に一緒に登り、見たことのない風景、木々や山々との一体感を味わえる、ツアー・イベントを提供しています。 参加申込後、山歩きで揃えるべき基本的なウエアや道具、今持っている道具は使えるの? など、選び方の基本やアイテムの解説・リストをお教えする【お買い物相談】の特典が付きます! ひとりでは楽しめないと思っていた山を『ちょい山CLUB』で存分に楽しんで下さい!

2023年7月9日 富士山・須山口登山道 樹海と砂礫ハイク・レポート

こんにちは!

案内人のポンチョです。

昨日、7月9日に開催したツアーイベントの写真をまとめました。

 

御殿場駅周辺は、登山前も下山後も、視界10mもない濃い霧の中。

しかも御殿場口新五合目、水ヶ塚公園行きのバスが、なんと翌10日から運行になっていたことに前日夜に気が付き、急遽タクシーを予約しての開催に・・・・・・。

とはいえ、旅のトラブルを、大きなトラブルにしないのが、私の役割。
登山口付近からは霧もなく、バスより快適なタクシー移動で快適。

途中の幕岩では、強いにわか雨にも遭遇しましたが・・・・・・、
そんな雨も見越して、タープを用意しておいたので、30分程タープ下で雨をやり過ごし、「こんな雨も、いいよね」と、参加した方々に言って楽しんでもらいました。

 

結果、目的地の双子山&宝永山下では晴れ間が現われ、他のハイカーが誰もいない砂礫広場でのヨガでは、富士山を取り巻く自然のエネルギーを全身で感じました!

 

しばらく目をつむって寝転んだ後、目を開けると、青空は雲に消されて、今度は霧の中! 刻々と変わる自然の変化に驚き、chikakoがリードするヨガで、足を広げて頭を下げて脱力。逆さになった風景の新鮮さにも、また驚き、富士山のエネルギーを感じ、この標高約1600mの場所に到着するまで、息が苦しかったという参加者さんからは
「ヨガで呼吸が深くなったからなのか、登りと全然違う身体になったみたいで、息が軽い!」と、さらなる驚きを感じたようです。

 

そう、「変化」といえば、今回のコースは、森の変化も大きいんです。

人工林と自然林が入り交じった森の風景は、見ていて飽きないものでした。

 

最初は、薄暗い鬱蒼とした森からはじまりました。

間もなく、苔むした森に。

その苔の森は、湿度が高くて蒸し暑さを感じましたが、苔を近くで見ると、瑞々しさに満ちた小さな森になっています。

ぬかるみが残っていた道には、タヌキらしき足跡が残っていて、この場所を歩き回っているのはニンゲンだけではないことを気付かせてくれます。

 

さらに進むと、倒木が増え、森は明るさを増し、差し込んだ光に照らされたヤマボウシの花が、私たちに元気を与えてくれました。

枯れた木には、キノコの団地。

 

幹の細かった木々は、やがて年月を重ねた太い木々の世界に変わります。

標高を上げると、再び木は細くなり・・・・・・

 

さらに標高を上げると、幹が白いブナやシラカバが増えてきて・・・・・・

 

森林限界付近では、低いカラマツの林、そして草原になりました。

 

森に覆われて見えなかった空が、森林限界付近から大きく顔を出します。
ほんの少し前まで強い雨を降らせた雲は切れ、青空が覗いていました。

 

そして双子山の上には、渦を巻いているようにも見える、笠雲が!

吸い込まれそうにも思えるし、宇宙のパワーを地上に注いでいるようにも見えます。

 

今回は初参加の方が2人を含む5人の方が参加してくれました。
歩行距離8.7キロ、休憩、ヨガの時間も含めて約5時間30分のハイク。
登りの最後には、「ちょい山じゃない・・・・・・」という声も聞こえましたが、
ヨガを終えてからは元気になったみたいで、下山後は登る前よりも大きな笑顔が見られたので、安心しました!

 

それでは皆さん、またどこかの山で会いましょう!