案内人のPONCHOです。
今回は奥日光でのスノーシューイングでした。
ちょい山CLUBに参加される方は、
寒さが苦手という人が多く、今年も参加者はおひとり。
スノーシューイングは、童心に返れる最高の遊びです。
日本語では『かんじき』。
スノーシューはかんじきよりも浮力があるので、
雪上を浮遊するように歩くことができます。
この日は正午が最高気温で-6.1℃。
時折吹き抜ける風も強く・・・ なかなかの寒さ。
でも、時々青空も見えて、光が射すとそれはそれは幻想的な世界が現れました。
そんな素敵な世界にココロは浮かれて、下り斜面があると、
すぐに尻セード=尻滑り。
ココはほぼ凍結している小さな湖。
夏のハイキング・ルートはもっと上にあるので
冬にしか行けない場所です。
人工物、人工音がまったくなく、
あるのは風の吹く音と雪が降る音、
自分たちの話し声と足音だけ。
雪の結晶の一粒一粒は
音を閉じ込めるそう。
だから雪景色は静かなのです。
生きものの温もりを視覚化してくれます。
光と影の世界は、
時の重なりです。
ランチ。
本当はワンポールテントを設営していたのだけれど、
突風で吹き飛び断念・・・。
時々吹き抜ける風に用心しながら調理開始。
雪上は足を入れる穴を掘れば、
簡単にテーブル&チェアの完成!
本日はおでん!
食後は再びスノーシューで歩き、
雪原を越えて
斜面をよじ登り
そして滑る!
時間が過ぎるのを忘れて
何度も何度も何度も、登っては滑る。
温泉に入って空を見上げると、
きれいな夕焼け。
雪の上を歩いて、滑って、笑う。
人間って、シンプルな時間程、喜びを感じられるんだと思います。
ハイクだって、同じ。
登り、下り、自分を見つめる時間が
どれだけ豊かさに満ちているか、忘れられない時間か、
忘れてはいけない時間か。
また、どこかの山で会いましょう!!