『ちょい山CLUB』

低山ハイクとヨガをMIXしたツアー・イベント『ちょい山CLUB』の主宰ライター・ポンチョの日記

登山をはじめたい、ひとりで登るのは不安 ・・・という山好き初心者を対象にした、首都圏近郊の低山歩きとヨガをMIXしたツアー・イベントです。 初心者の方を事前準備からサポートし、登ってみたいと思っていた山に一緒に登り、見たことのない風景、木々や山々との一体感を味わえる、ツアー・イベントを提供しています。 参加申込後、山歩きで揃えるべき基本的なウエアや道具、今持っている道具は使えるの? など、選び方の基本やアイテムの解説・リストをお教えする【お買い物相談】の特典が付きます! ひとりでは楽しめないと思っていた山を『ちょい山CLUB』で存分に楽しんで下さい!

ECHIGO COUNTRY TRAIL~エチゴ・カントリー・トレイル完走レポート~

案内人のPONCHOです。

 

週末、新潟県の小国町で開催された

エチゴ・カントリー・トレイルというトレランレースに参加してきました。

距離は53キロ。

30キロ以上のレースを走るのは3年ぶり。

この1年間、消防の大会のためのカラダづくりを優先して、

5キロのランと250mのダッシュと短距離中心に変更。

3月に房総丘陵で30キロ、4月に短縮されたハセツネ30Kで17キロのレースに出場。

ハセツネ30Kが短縮されていなければ、今回、もう少しスピードを出せたのでは・・・

と、走っている最中に感じましたが、しかしハセツネ30Kのために何度か前半の林道部分の登りを走りに行った効果が出たのか、このレースでもほとんどの舗装路&林道の登りをゆっくりですが走り切ることがきたのは成果でした。

 

でも、やっぱりトレイルでのランの回数があまりに少ないせいで、

登りの筋力はありましたが、下りの衝撃に耐える筋力が不足していて、

20キロ手前で右膝に痛みが出て、そこからポールを使用することに・・・。

それでも急な下りはスピードを出せず、しかし休まず、ゆっくりながら

ひたすらイーブンペースで進み続けるしかない、苦しいレースでした。

 

しかしエイド、そして集落ごとに応援してくれる地元・小国町の方々の声援が

本当に後押ししてくれて、気持ちが切れることがありませんでした。

またランナー全員が付けるゼッケンには

下の名前がひらがなで大きく刻印され

例えばボクの場合は

「しんいちろう 千葉県 しだ」とあり。

地元のおじいちゃん、おばあちゃんが、それを見て

名前を大きな声で呼んで、応援してくれるので。

エイドでは「千葉から来たのか、いっぱい食べて行きな~」と!

 

第五エイドではジャージ姿の中学生女子が、

「おそばに梅干し入れて一緒に食べると美味しいから、是非!」

と、食べ物だけでなく、食べ方まで教えてくれ、

そばと梅干し・・・と疑心暗鬼を振り払い、

云われた通りに食べてみれば、

「美味い!」とお代わりしてしまいました。

 

ランナーもギスギスしたヒトがいなくて、

後ろの方だったからなのかもしれませんが・・・

キモチよく走り続けることができました。

 

これまで13年余、いくつものレースに参加、取材してきましたが、

そのなかで、もっともあったかいレースでした。

 

コースは里山の森、田園風景、林道、急登と変化に富んでいて、

しかもほとんどが走れる斜度なので、なかなかキビしい。

後から気が付きましたが、28キロ地点の第四エイドの制限時間は11時、

ボクはそこを10時40分頃スタートしたので、結構ギリギリだったようです。

 

結果、8時間52分52秒。275人中145位。

制限時間は10時間・・・残り1時間の中に130人もいたのかな・・・。

まだリザルトが出ていないので正確なことはわかりませんが、

このレース、累積標高は2500mほどですが、

数字以上の過酷さを感じました。

 

下はスタート風景。いつもながら最後尾からスタートして

妻にもっと前から行きなさいと、レース後にまた叱られました・・・。

エチゴ・カントリー・トレイルのスタート風景

 

使用前

 

使用後・・・約9時間経っただけで、かなり老けました・・・

 

だいぶ頑張って走ったからかなり痩せたかと思いきや、

エイドで食べ過ぎたのかお腹プヨプヨ・・・

翌日体重を計測したら、レース前日よりも3.5キロも太ってました・・・。

 

 

さて、レースのスタート&ゴール地点は

おぐに森林公園のキャンプ場だったので、

レース終了後、ボクと妻はキャンプを楽しみました。

 

日曜レース開催で、翌日は皆さん仕事なんですね、きっと。

第一キャンプ場はボクと妻のみで、貸し切り。

里山の高台にあるキモチのいい場所。

星空もとてもキレイでした、

 

レース翌日、コースの最後、とても印象的な風景だった

相野原という集落というか広大な田んぼの真ん中に

ポツンと佇む相野原観音堂を見学。

威厳というか存在感のある、記憶に残るお堂です。

こういう風景がトレイルランのレースのなかにあるということが、

このエチゴ・カントリー・トレイルのあったかさを示していると思います。

 

また来年も走らせもらいます。

小国町の方々、スタッフの皆さん、松永さん、

素晴らしい雰囲気をつくって頂き、ありがとうございました。