『ちょい山CLUB』

低山ハイクとヨガをMIXしたツアー・イベント『ちょい山CLUB』の主宰ライター・ポンチョの日記

登山をはじめたい、ひとりで登るのは不安 ・・・という山好き初心者を対象にした、首都圏近郊の低山歩きとヨガをMIXしたツアー・イベントです。 初心者の方を事前準備からサポートし、登ってみたいと思っていた山に一緒に登り、見たことのない風景、木々や山々との一体感を味わえる、ツアー・イベントを提供しています。 参加申込後、山歩きで揃えるべき基本的なウエアや道具、今持っている道具は使えるの? など、選び方の基本やアイテムの解説・リストをお教えする【お買い物相談】の特典が付きます! ひとりでは楽しめないと思っていた山を『ちょい山CLUB』で存分に楽しんで下さい!

2017年3月5日(日) 沼津アルプス・レポート

案内人のPONCHOです。

 

沼津アルプスのレポートです。

 

東海道線で沼津へと向かう車内から。春爛漫です。

 

沼津アルプスの山旅の起点は、多比(たび)バス停から。

 

バス停からすぐの民家の家先にて。

森幸農園さんのみかんとジャム。

旅のお供とお土産に購入。

安い上に、大変美味しゅうございました。

ジャム、ネット通販できるみたいなので、今後も購入予定です。

 

沼津アルプスの道標です。

このトーテムポールみたいな子が、ずっと案内してくれます。

 

道端にはスミレも咲いていて、光もろとも春に包まれました。

3月上旬でボクは半袖、サンバイザー、だのに汗だく・・・。

 

 

 

常緑樹の多い山域。

木々に勢いがあります。

 

 

ウバメガシ。かわいいカタチの葉っぱです。

 

そして富士山!

手前に愛鷹山が掛かっているのですが、

一体化していて、美しいカタチです。

 

岩に切られた階段。

昔道っぽい雰囲気がたまりません。

 

沼津アルプス、低山ですが、トリッキーなトレイルが続きます。

 

沼津アルプス、南の端は大平山なのですが、

多比バス停から登ると同じ道を20分往復することになるので回避。

ボクらは、この鷲頭山が最初の山頂です。

 

鷲頭神社の祠とサクラ。

もう間もなく、彩りの山頂になる。

沼津アルプスは各所にサクラがあり、今回のゴールの香貫山はサクラの名所。

3月下旬の土日は、きっと賑わいの盛り!

 

鷲頭山の下り。

400mに満たない山とは思えない、

急な坂が、延々と続きます。

「ちょい山じゃない!」と苦情を頂きました。

でも「募集時にアップダウン、キツめ」と明記しております。

 

中将宮。平氏の偉い人が幽閉されていたそうです。

 

このあたり、クライミングでも知られ、岩が多いです。

 

鷲頭山~徳倉山間は、海、駿河湾の景色がキレイです。

 

振り返ると、鷲頭山。

写真ではなだらかですが、

実際にはなかなかの急なお方です。

 

 沼津の街の向こうにチラりと富士山。

 

やっぱり岩、多め。

 

広場のような山頂の徳倉山。

雲がかっていると、

素通りしてしまいますが、道標の向こう、

街の向こうに富士山あります。写真だと見えないけれど・・・。

 

 

で、おもしろいモノ、3連発。

まず幹や岩に張り付く、緑。名称不明・・・。

 

パッチワーク柄の幹は、プラタナス。沼津アルプスでは、多く見かけます。

 

たぶん3本のサクラの木がひとつに合体。

いや4本、うん5本?

 

そして横山を経て、

 

一度車道に下りてから、香貫山へ!

 

約10キロ。

一緒に歩いた伸子さんは、

ココまでで足がかなりツラいことになっていたと思われますが、

「コンプリートしたい!」というキモチでゴールの香貫山を目指しました。

 

これが香貫山の展望台からのパノラマです。

最初に映っているのが、沼津アルプスの山並です。

 

#沼津アルプス #縦走 #香貫山 #ハイキング

 

「あんなところから、登って下って~登って下って~、登って下って~、しかも低山だと思っていたら本当に立派なアルプスを思わせる急さ! それでも登って下って~を繰り返しちゃうんだから、人間って不思議。そして一歩ずつ歩いていけば、ちゃんと目的地に着くんだね~。歩きしかなかった時代の、昔の人はエラいねぇ」

 

思い出に残る山って、あります。

逆に登ったことさえ、忘れてしまう山もあります。

沼津アルプスは、確実に間違いなく、いつまでも、

記憶に残る山です。

東海道線の三島付近の車内から

箱根の外輪山から見下ろして

駿河湾のヘリに張り付いた小高い壁の連なり、

でも結構な凸凹な姿を見るたびに、

ココを登ったことがあるヒトのほぼ全員が口にします。

ちょっと大きめの声で、その時を懐かしむように。

「あっ、沼津アルプスだ!」

 

沼津アルプスって、そういう山です。

 

 

読書 『感じるままに行きなさい』星野文紘著

案内人のPONCHOです。

 

今日、山ランへの行き帰りの電車内で

御年70歳の羽黒山伏さんの本を読了。

 

知り合いに、「志田さんは山伏みたい。この本、読んでそう思った」と言われ、

どんな部分でそう思うのかな? と気になって読んでみた。

 

修験は魂を強くするために行う

山はあらゆる循環のはじまり

だから山は魂を再生させたり、強くできる

魂が強くなると感じられなかったものが感じられるようになる

同じ時、同じ場所にいても、感じられるヒトと感じられないヒトがいる

例えば山歩きの際に、それまでヘトヘトだったのに、水の流れる音に気が付いただけで、チカラが湧きおこってきたりするヒトがいる

 

なるほど、確かに・・・

ボクは修験を行ったことはないけれど、

一晩中山のなかを移動する

日本山岳耐久レース~ハセツネ~を通して、

脳がカラダを動かなくする発見をしている。

 

脳はツラいことに遭遇すると、カラダに余裕があっても

早めにストップを掛けてくる。

だからそんな脳にダマされないために、

ジブンまわりにあるいろいろなチカラに敏感になった。

自然のチカラを感じて取り込むことで

取り込もうと意識することでカラダは脳のストップ指令を無視して

再び動くようになることがあるのだ。

 

ヘタりこんで、もう絶対に歩けない・・・とココロもカラダも折れた状態から、

夜明けがやってきて、空が白みはじめ、鳥が囀りはじめた。

ただそれだけ。

ただその状況に、あぁ、キモチがいいな。

太陽の光を取り込んで、カラダがパワーにできればいいのに・・・

なんて思っていたら、ココロが前向きになってきた。

間もなく勇気が湧き、パワーが戻り、

ラスト10キロを過去最高のスピードで走ることができた。

 

その時、ボクは確信した。

限界を決めるのはボクじゃない。ボクを支配しようとする脳じゃない。

自然のエネルギーを感じて、同化するように動こうとするカラダなんだ! って。

 

魂という意識はこの本を読むまでまったくなかったけれども

なるほど確かに、魂を強くすれば、

感じられないものも感じられるようになるのだと思う。

 

ただ著者はカラダと魂を同じものとして捉えているけれども

ボクの感じ方はちょっと違う。

脳とカラダとボク(魂)のように感じている。

 

AをやればBという結果が出る。

でもCをやったら、どうなるのだろう?

この時、Cをやったらと思いついているのは

脳でもカラダでもない、ボクだ。

ボクはCをやったら、脳はどう反応し、カラダはどんな状態になるのだろう? かを知りたいと思っている。

当たり前に考えたらボクは脳と一致していると考えるべきなんだろうけれど、

一致していないから、脳の反応を知りたい訳で、カラダについても同様で・・・。

 

と書いたはいいけれど、こんな事をきちんと考えたことがなかったので

まとめ方がわからない。

 

まぁ、山に入ったら、大変とか疲れたとか腹減ったとか

当たり前なことはあまり考えない方がいい。

普段やらないことをやっているのだから

いろいろ不都合が起きるのは当たり前。

山っていいなって感じられるのは

不都合なことが起きていても

それを忘れてしまっている時。

ジブンを忘れてしまっているとき。

その時、たぶん人は自然と魂レベルで

共鳴しているんだろうなぁって思う。

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